【中国語文法】結果補語について
2018-07-08 ブログ
こんにちは。
中国語コーチの笠島稚子です。
暑い日々が続くなか
連日セッションが続いています。
さて、中国語コーチングは基本的には
自主学習をメインで進めて頂くのですが、
テキストだけでは、具体的なイメージが
浮かばないということも多々ありますよね。
点を取るためのテスト勉強をしているわけ
ではなく、実践で使えるようになる
ための学習をして頂いているので、
とりあえず覚える
↓
テストを受ける
↓
終わったらキレイさっぱり忘れてしまう
というようなテストで高得点を
取るための学習方法では、
実践では使えるようにはなりません。
いかにその知識を自分ごと化して
使ってみることが出来るのか。
そこが超重要だと思うのですね。
そういう意味で、今回お伝えする
結果補語は日常生活の中でも
本当によく頻出する文法になります。
だから、
色々ある補語の中でも
まずは使いやすい結果補語の中から
自分が使えそうなフレーズを
使ってみるというのは1つオススメです^^
さてそうしたら、
その結果補語についてなのですが、
なぜ結果補語が動詞の後ろに必要なのか、
そこがあまり良く分かっていない方が
いらっしゃるようなので、まずは
そこからお伝えしたいと思います。
「请系安全带」と「请系好安全带」の違いとは???(シートベルトを締めて下さい。)
まずは日本語の動詞と中国語の動詞の
性質の違いが挙げられます。
中国語の動詞は一般的に動作が行われる
ことしか表さないので、動作が行われて
結果どうなったかということまで触れません。
だから、
日本語の「シートベルトを締める」は
シートベルトを引っ張りカチッと音が鳴り
しっかり締まるまでの過程を表しますが、
中国語の’系’は、単に締める動作
しか表さないのです。
「カチッ」と音がするまでしっかり
締めるという意味は’系’には含まれて
いないため、結果補語の『好』を用いる
ことで「しっかり締めてください。」を
表現することが出来るのですね。
他についても、同様で、
・「喝醉」
(飲むという行為をして結果、酔っ払う)
・「买到」
(買うという行為をした結果、入手する)
・「卖完」
(売るという行為をした結果、売り切れる)
となるのですね。
だから、補語は難しいと敬遠して
しまう方もいるようなのですが、
その理屈を理解してしまうと
意外とあっさり面白く感じることが
出来ちゃいますよ^^
周りに中国人や台湾人のお友達が
いらっしゃる方は、ぜひ耳を更に
ダンボにして聞いてみてください笑。
補語があちらこちらで使われていて、
リスニング力を更に鍛えることが
出来ると思います🎵
ぜひ結果補語、
楽しくマスターしていってくださいね^^
それでは、今日はこの辺で。
今日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

笠島 稚子(笠島式ビジネス中国語コーチング代表)

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