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使いすぎ注意!中国語の「是~的」構文の意味と好的との違い

blankこの記事を書いた人
中国語学習コーチ
前川 友太

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今回は、「是的」「是〜的」についてお伝えしたいと思います。
どちらの表現も良く使いますが、中国語に慣れてくると、「是的」よりも

強調=「是〜的」

を多用していることに気づいてくると思います。
私の周りの中国語学習者もこの構文を良く使っているように思えます。

しかし!

ここだけの情報ですが、中国人はそこまでこの構文を使ってはいません。
そのため、使い過ぎると「あれ?」と相手に思われてしまいます。

中級〜上級の方は、今一度「是〜的」構文がどれだけ使われているのかを確認してみても良いかもしれません。意外と使ってしまっていることに気づくかと思います。

では、改めてどんな用法か?確認していきましょう!

「好的。」と「是的。」の違い

まずは「是的」から見ていきましょう^^

これは良く混同しがちな、「好的」と一緒に考えてみると、覚えやすいと思います。

ちなみに、中国語には「です・ます」に相当する言葉はありませんので、気をつけて下さい。

イエス=そうだ
shì de
是的
シィダ

OK=分かった、良いよ
hǎo de
好的
ハオダ

簡単に説明すると、上記の意味になります。ここではだいたいのイメージを持って頂けたら幸いです。

それでは、更に例文を見ながら確認していきましょう。

<例文>

A:日本人ですか?
nǐ shì rì běn rén ma
你是日本人吗?
ニーシィリーベンレンマ?

B:そうです
shì de
是的
シィダ

A:一緒にご飯を食べに行こう
zán men yī qǐ chī fàn ba
咱们一起吃饭吧!
ザンメンイーチィチーファンバ

B:良いよ
hǎo de
好的
ハオダ

いかがでしょうか?

私は今中国の天津で暮らしていますが、友達や先生などとの会話では「好的。」をよく使い、色々質問される時などは「是的。」をよく使います。

「是〜的。」(強調)

次に「是〜的。」にいきましょう。

まずこの構文ですが、動作はすでに行われていることが話し手も聞き手も分かっていて、その動作が行われた『時間・場所・方法』などを特に強調したい場合に、「〜」の部分にその強調したいものを持ってきます。つまり、「是〜的」で強調したいものを挟みます。

「是」は省略されることもありますが、否定形「不是〜的」の場合は、省略出来ませんので注意が必要です。

<例文>

私は北京から来たんです(強調)
wǒ shì cóng běi jīng lái de
我是从北京来
ウォシィツォンベイジンライダ

この文章から強調を外すと以下の文章になります。

私は北京から来ました
wǒ lái zì běi jīng
我来自北京
ウォライズベイジン

この構文では、「過去」を表している点に気をつけて下さい。間違え探しの問題などでたまに出題されることがあります。

私はマクドナルドでご飯を食べたんです(強調)
wǒ shì zài mài dāng láo chī fàn de
我是在麦当劳吃饭的
ウォシィザイマイダンラオチィーファンダ

この文章から強調を外す場合は、「過去」を表していることを忘れずに文章を作ってください。

私はマクドナルドでご飯を食べた
wǒ zài mài dāng láo chī fàn le
我在麦当劳吃饭
ウォザイマイダンラオチィーファンラ。

この時に過去を表す「了」がないと、未来を表す文章となってしまい、意味が合わなくなりますので注意が必要です。

私はマクドナルドでご飯を食べる
wǒ zài mài dāng láo chī fàn
我在麦当劳吃饭
ウォザイマイダンラオチィーファン

「是〜的。」(話し手の見解・態度を断定的に言い表す)

さて、この「是〜的」ですが、「強調」以外に、もう一つの意味があることもここでお伝えしておきましょう。それは、「話し手の見解・態度を断定的に言い表す」という意味になります。以下、例文を見て学んでいきましょう。

<例文>

私たちもまた彼を重視している
wǒ men yě shì hěn kàn zhòng tā de
我们也是很看重他的
ウォメンイェーシィヘンカンジョンターダ

ぜひ今日はここまで理解して頂けたらと思います。

まとめ

まとめますと、今回の内容は、

①「好的。」と「是的。」の違い
②「是〜的。」(強調)
③「是〜的。」(話し手の見解・態度を断定的に言い表す)

この3点について書いてきました。

最後にここで強調しておきますが、「是〜的。」を多用すると、わざと強調しているような意図を含むことがあり、相手に不快感を与えてしまうことがあります。

私も多用しすぎて過去には何度も指摘されたことがあります。ですので、あなたには同じような経験をしてもらいたくはないという思いを込めて、最後に書き加えることにしました。

あなたの中国語学習がより順調に進んでいくことを心より願っております。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。

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前川 友太(中国語学習コーチ)

大学卒業後、日本で大手メーカー関連会社に就職。退職をキッカケに、中国への想いが加速して、再度中国へ留学。華東師範大学では、ビジネス中国語を学ぶ。その後、中国の大学生に日本語を教えながら、江西師範大学大学院では中国語教育を専門的に学ぶ。一貫して明るく楽しい笑顔の絶えない授業を行うことがモットー。