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中国のお酒事情|白酒やビールなどの種類や飲み方をまとめて紹介!

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中国語学習コーチ
前川 友太
中国語のお酒事情|白酒やビールなどの種類や飲み方をまとめて紹介!

皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。今年もあと残り100日程度となり、年末の足音がすぐ近くまで迫っているような気がします。

年末や年始は、ついついお酒の量が増えてしまう、そんな時節柄だと思います。
特に今年は長引くコロナの影響もあり、今年一年の疲れや労いをお酒で癒やし、満たすという方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんなお酒にまつわる話題です。

中国のお酒事情とはどのようなものなのか。どういったものが飲まれているのか、そういったことをお伝えできればと思います。

お酒のことについて楽しく学び、中国訪問時はマナーを守りながら気持ちの良い交流に繋がるよう、少しでもお手伝いできればと思っています。

それでは、今回も始めていきましょう。

中国のお酒の種類について

中国のお酒の種類について、見ていきましょう。中国のお酒は大きく6種類に分けられます。
それは、

①黄酒
②白酒
③果酒
④薬酒
⑤ビール
⑥外来酒

です。

これらを一つずつ見ていきましょう。

黄酒について

これは皆さんもきっと飲んだことがあるのではないでしょうか。
中国のお酒で「黄色」のお酒といえば、そう「紹興酒」ですね。

中国では「紹興酒」という名前よりかは「黄酒」という名前で知られています。
実際、「黄酒」は「紹興」以外でも売られています。

中国全土で飲まれているわけではなく、一部の地域だけで飲まれています。
私の感覚としては、主に浙江省を中心に飲まれていて、料理にも使われています。
その代表的な場所が「紹興」です。
紹興では甕売りなどもされており、5Lの紹興酒などはスーパーでも購入可能です。

特に美味しいと思う、イチオシのブランドは「古越龍山」です。
これは贈答用としても選ばれるブランドで、価格は他のものよりは高いですが、味も確かです。
紹興では30元ぐらい(約500円)で買える紹興酒も大変美味しく、あっという間に飲んでしまいます。
日本で飲むような「苦い」「まずい」といったイメージが変わると思います。

興味がある方はぜひ、購入してみてください。
それ以外のブランドとしては「女儿紅」「塔牌」などがあります。

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古越龍山の「黄酒」5年物

白酒

「黄酒」が浙江省一帯だとすれば、「白酒」が飲まれている範囲は非常に広く、北から南まで満遍なく網羅しているのが特徴です。度数も高く、40度から60度弱までのラインナップがあります。

ちなみに、度数が高ければ高いほど、お値段も高くなります。白酒の種類はその香りや味わいから大きく4つに分けられることができます。

醤香型、濃香型、清香型、兼香型です。醤香型は香りがよく、優雅でなめらかな味わいです。
濃香型は味わい深い複雑なにおいが特徴、余韻も長いです。
清香型は優雅で協調的なにおい、味自体もマイルドです。
兼香型は醤香型と濃香型を兼ね備えたもので、飲み終わった後は爽やかで苦みがありません。

「白酒」の代表といえば「五粮液」と「茅台酒」の二つでしょう。
「五粮液」は濃香型、「茅台酒」は醤香型になります。

この二つの特徴は全く異なるので、ぜひ一度飲んでどちらが好きか試してみて下さい。
白酒は飲み過ぎてしまうと、二日目に白酒独特のパイナップル臭が喉の奥からしてきます(これも白酒の種類によります)。そちらも、ぜひ体験してみてください。

ちなみにちょっと余談になりますが、「茅台酒」の元理事長の袁仁国さんが収賄罪で逮捕され無期懲役、全財産が没収されるという判決が最近出ました。

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五粮液
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茅台酒

果酒

果実を原料として造るものと、白酒を元に果汁を配合して作るお酒のことです。
ここにワインなども含まれます。ワインと言えば、二大ブランドが基本的に有名です。
それは、「張裕」、「長城」です。
その他、「王朝」「銀色高地」などのワインブランドもあります。

中国では、今後のワインの発展が非常に楽しみです。現地では、自家製ワインを売っているところもあり、ペットボトルなどに入れてくれるのですが、砂糖を入れた状態で甘く出していることもありますので、おススメは今のところできません(私の感想です)。

最近の若い人の飲み会では、白酒よりもワインが好まれますが、一気飲みはあまり変わりません。
どんなワインが好まれるかですが、基本的に相手に聞いてみるのが一番良いです。
それでも悩む場合は、五大シャトーのワインがおすすめです。

ワインの他には、日本でも飲まれている杏露酒をはじめ、ライチのお酒、クコの実のお酒などもあります。
私は以前昆明に遊びに行ったことがあるのですが、そこでは数多くの果酒が売られており、とても魅力的だと思いました。

ただ、白酒を元に作っているそうで、1杯飲むだけでかなり酔っ払います。
とはいえ、白酒単体よりも飲みやすいので、飲み過ぎには気をつけてください。

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張裕ワイン
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長城ワイン
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昆明で飲んだ果酒

薬酒

これは黄酒、白酒、果酒などに漢方で使われる薬材を入れて作ったもので、中国独特ともいえる酒です。
様々なものが入っており、料理の香りづけに使ったり、健康のために飲んだりします。
天津でいえば、「玫瑰露酒」が挙げられます。
ただ、直接飲むのではなく、海鮮、チャーシュー、燻製などの料理に使うと風味が増すという形で売られています。

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玫瑰露酒

ビール

ビールは各地で飲まれており、各地で作られるビールを味わうことができます。
また、地ビールが売られているところもあり、楽しめます。
青島のビール祭りなどは毎年大いに盛り上がり、みんなで楽しくビールを飲みます。

ビールのブランドとして有名なのは、日本でも良く飲まれている青島ビールをはじめ、ハルピンビール、雪花ビールなどが飲まれています。
外国のビールも数多く入ってきていて、日本の朝日ビール、キリンビール、サントリービールなどは現地生産をしているため、安く手に入れることができます。

日本勢以外としては、バドワイザーの影響力が非常に強く、日本のビールよりも飲まれているといった印象です。
青島にはビール博物館もあり、青島ビールの製造、歴史、体験などができます。新鮮なビールを味わうこともできますので、青島にお越しの際はぜひ訪れてみてください。

時間に余裕があれば、近くの煙台まで足を延ばして「張裕」の酒文化博物館にもぜひ。
手作りブランデーやオリジナルラベル付きワインなどもあり、こちらも満喫できます。

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青島のビール博物館での一枚

外来酒

ブランデーやウイスキーなどのことであり、中国では先ほど挙げた張裕のブランデーなどが有名です。
ウイスキーでいえば、日本の山崎が世界のウイスキーと肩を並べているのが、中国の今です。

ただ価格は日本と同じく高止まりしているので、気軽に一杯は飲みにくいです。
中国では騒がしいバーと静かなバーの2種類あり、静かなバーを好む人にとってはこうしたウイスキーが飲まれているのではと思います。

各地のバー巡りをするのも楽しいので、おすすめです。
ただ、静かなバーが好きな人は限られていますので、一緒に飲みに行く友人を見つけるのは少し難しいかもしれません。すぐに見つかれば、ラッキーだと思います。

お酒を飲む時のマナー

お酒を飲む時のマナーとしては、まずは乾杯の挨拶が主催者もしくは主催者から指名された人によって行われます。その後、みんなで乾杯します。

ここでの「乾杯」は基本的に「杯を乾かす」、つまり「飲み干す」の意味です。
乾杯の際は全員立ち上がり、「乾杯」と言った後、隣の人の杯などに当てた後、飲み干します。
その際、日本と同じで杯を他の人より低くして敬意を表します。

中国の人は飲める人だと、お酒を際限なく勧めてきますので、気をつけてください。

基準として「白酒」がどのくらい飲めるかで相手の力量が分かります。
他人からの評価として、まあまあ飲める人が「半斤」(約250g)で、かなり飲める人が「一斤」(約500g=白酒一瓶分)以上です(体験談より)。

どれぐらい飲めるか分からない人は、「あまり飲めません」というのをはっきり言っておく必要があります。
最初は口当たりもよく、飲めるのですが途中からお酒が回ってくることもあるので、注意が必要です。

最初の乾杯が終わった後に、着席して各自空いたグラスに白酒を入れても良いですし、お客さんに白酒を注いでも良いです。
度数が高いので、基本的には各自すでに瓶から小ポッドに移し替えた状態で置かれています。
そのため、相手のテーブル近くにある小ポッドを持って相手のグラスに注ぎます。

グラスにお酒がまた入ると、食事をし始めます。
白酒に限らず他も同じなのですが、食事中一人でお酒を飲むことはあまりありません。
自分で勝手にお酒を飲み進めないようにしましょう。

日本居酒屋などの場所で、仲の良い友達同士で飲む際はそうしたマナーはありませんが、中国料理のお店では基本一人で飲むことはありません。食事を楽しんでください。その後、お客さんのところへ自分のグラスを持っていき、挨拶をした後、声をかけて飲みます。

「乾杯」が飲み干し、「半杯」と言ったら半分飲み、「随意」は好きなだけ飲むということになります。
これは基本、お互いのルールになりますので、勢いで「乾杯」をたくさん連呼するとほぼすべて飲み干すことになるので注意しましょう。

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上の写真のように三本指で机をトントンと叩く人を見かけることがあるかもしれません。
これは、お茶やお酒を注いでくれた時に感謝を表し、このような動作を行います。

ただ、これはルールにはなっていませんので、わざわざする必要はありません。
相手がこのような動作をする人ならば、こちらも同じように、と覚えておくぐらいで良いと思います。
(ちなみに後輩から先輩へはグーで机をたたき、同僚同士は三本指、先輩から後輩は1本指で机を叩くと書かれています。ただし、1本指で叩いている人を見かけたことはありませんので、使わない方が良いと思います。)

最後に

いかがでしたでしょうか。お酒文化を理解すると、そこに見える楽しさも広がると思います。
お酒と一緒にタバコもよく出ます。タバコを吸う人は、相手に吸ってもらう良いタバコを用意して飲みに行くのも一つです。

何事もやり過ぎは良くありません。楽しくお酒を飲み、交流することが大切です。
「话不多说 都在酒里」(多く話すことはありません。全てはお酒の中にあります)という言葉など、中国語で一言言えるようになれば、たくさんお酒を飲むより効果的に相手と打ち解けることができます。
ぜひお酒をたしなみながら、勉強にも励んでください。

今回もありがとうございました。

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前川 友太(中国語学習コーチ)

前川 友太(中国語学習コーチ)

大学卒業後、日本で大手メーカー関連会社に就職。退職をキッカケに、中国への想いが加速して、再度中国へ留学。華東師範大学では、ビジネス中国語を学ぶ。その後、中国の大学生に日本語を教えながら、江西師範大学大学院では中国語教育を専門的に学ぶ。一貫して明るく楽しい笑顔の絶えない授業を行うことがモットー。