中国のコンセントの形状や電圧を徹底解説!変換プラグは必要?
2021-10-22 中国のビジネスや文化・マナー

みなさん、こんにちは。中国在住の成守です。
さて、今回のテーマは中国のコンセントの電圧事情についてです。
「日本の電気製品はそのまま使えるの?」「変換プラグは必要?」そんな疑問にお答えします。
中国留学や中国でのお仕事を予定している方、中国に旅行したいと思っている方は、ぜひ参考に読んでみてくださいね。
中国の電圧プラグとコンセントの形状
中国の電源プラグ(差し込む方)で日常生活で使用されているものは、3ピン(Oタイプ)と呼ばれる形状のものと、2ピン(Aタイプ)という日本の電源プラグと同じタイプの2種類あります。
実際にはもっと種類があるようですが、実生活ではこの2種類しか見たことがありません。
3ピンタイプは中国に来て初めて見るという人も多いと思いますが、このような形をしています。


次にコンセントの形状ですが、3ピンと2ピンが縦に並んでついているコンセントが多いです。

延長コードも3ピンと2ピンが差せるようになっています。

変換プラグは不要
上記の写真でご覧頂いたように、日本で使われる2ピン(Aタイプ)はそのまま差し込むことができるため、変換プラグは必要ありません。
日本から中国に持って行った電化製品の中でも、海外対応の製品は中国でそのまま使うことができますが、スマートフォンの充電器などがその中でも代表的なものの一つですね。
海外対応していない電化製品を使用する際には変圧器が必要ですが、それについては後ほど説明致します。
日本と中国の電圧の違い
日本の電圧は100V、中国の電圧は220Vです。
日本の2倍以上の電圧が流れている中国で、海外対応していない日本の電化製品を使用すると、故障や火事など事故の原因となるので注意が必要です。
私が日本から持ってきたドライヤーは、海外対応のもので使う国によって電圧を切り替えて使うことができます。

このような製品は日本と海外どちらでも使えて便利ですが、電圧の切り替えを忘れてしまう可能性もあるので、旅行の際は日本を出国する際に電圧を事前に切り替えたり、長期で中国滞在する際は、現地で新しいものを購入したりと安全面を考慮したほうがいいでしょう。
また、ヘアアイロンも日本で購入した海外対応のものを使っていますが、これも中国で現在そのまま使えています。ただし、中国の方が日本よりも電圧が大きいだけあって、温まるまでにかかる時間が日本よりかなり早く、電圧の違いを実感します。
変圧器は必要か?
日本の海外非対応の電化製品を中国で使う際には「変圧器」が必要です。
日本から持ち込んだ電化製品をそのまま使いたいという人もいるでしょうし、日本の電化製品は中国でも人気で、炊飯器や保温ポットなどを日本に旅行した際に買い、中国に持ち帰って自宅で使用している中国人は非常に多いです。
そのような消費電力の高い家電製品は海外対応していないものが多く、そのまま中国で使うと煙をあげたり火花を散らせたりして故障してしまいます。
実際に中国でも日本のような美味しいご飯が食べたいからと炊飯器を持参した日本人留学生に会ったことがありますが、学校の寮でご飯を炊こうとしたらショートして壊れてしまったそうです。こちらは変圧器を使わなかった危険な事例ですので、やはり電圧については事前に調べておくおきましょう。
対応電圧は製品の裏面などに記載されています。


じつは、私の義実家の炊飯器も日本製で、変圧器とともに使用しています。コンセントに繋いだ変圧器に炊飯器のプラグを差し込むことで問題なく使うことができています。
まとめ
今回は中国のコンセントの電圧についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
日本の電化製品はほとんど変換プラグがいらないので便利ですが、変圧器が必要なものもありますので、事前によく確認して、不安があればぜひメーカーに問い合わせてみてくださいね。電圧の違いによって、思わぬ事故が起こる可能性もありますので十分に気を付けてください。
今回はここまでです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

成守萌

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